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サービス

WAVE OPTOのサービス

WAVE OPTOの主たるビジネスモデルは、回折光学素子を始めとした光学素子の開発プロジェクトです。 プロジェクトは順に、構想検証、設計プロジェクト、公差解析、試作、光学評価、量産準備/NRE、量産と工程を踏みます。 設計のみ、試作のみなど一部の工程までのプロジェクトをお請けする場合もございます。

構想検証

構想検証
最先端技術を用いたプロジェクトを承る機会が多く、仕様確認後にご所望の光学機能が物理的に成立可能か?成形方法はあるのか?量産は可能か?を調査する必要がある場合があります。
プロジェクトの構想検証作業を光学設計のエキスパートが行う事で、事前に成功の可能性を確認する事が可能です。
構想検証では簡易設計にて光学系のセットアップなどを行うため、構想検証の結果が良ければ、すぐに設計作業に入る事が可能となります。
また、難易度が高い、または物理的に難しいと言う結論が出れば、その時点でプロジェクトの方向性を決断する事ができるため、結果的に最短、最低限の投資で済ませる事が可能です。
光学設計のエキスパートが担当する事で、ご所望とは異なる形でのソリューションをご提案さしあげる事もあります。

設計プロジェクト

設計プロジェクト
設計のみを承る場合と、成形プロジェクトへの移行を考慮した設計作業を承る場合と二通りあります。いずれも光学設計のエキスパートが担当します。
光学設計のみを承る場合、LightTrans社にてVirtualLabFusionを用いた設計作業となります。 VirtualLabFusionはDOE設計のスタンダードです。
昨今の最新光学プロジェクトに対応すべく、これまで位相分布計算のスタンダードであったIFTA(反復フーリエ変換法)の計算上の近似を排除した厳密アルゴリズムの開発が進んでいます。
成形プロジェクトへの移行を考慮した設計作業は、成形を担当するパートナーの設計担当者が行います。マスター成形装置や量産用転写装置の癖を考慮し、最終的な成形に適した設計解を導きます。

公差解析

公差解析
設計作業で得た解に対し、アライメント精度が光学的機能/性能範囲に与える影響をシミュレーションします。

試作

試作
WAVE OPTOでは、回折光学素子(DOE, CGH,
ビーム分岐素子、ビーム整形素子、回折型ディフューザーなど)の試作を承っております。
試作は、量産への展望、仕様、素材などの制限に応じ、成形提携先を選定し開発プロジェクトとして承ります。
設計のみお請けしたり、お客様の設計データを基に成形をお請けしたり、スタンパー成形としてお請けする場合もございます。プロジェクトは、先ず詳細仕様の聞き取りから始まります。
必要に応じて、光学仕様が達成可能か簡易シミュレーションを行い、結果を基にプロジェクトの方向を話し合う材料とする場合もございます。
お気軽にプロジェクトの詳細仕様をご連絡下さい。プロジェクトとして成立可能かどうか検討し、迅速に回答させていただきます。

光源 設計波長/ビーム径/コリメーションの有無/発散角度
光源毎の特性:LD(モード)/LED(発光面積)/VCSEL(発光点の分布)
光学機能 設計ターゲットパターン/角度分布/エネルギー分布など
レイアウト 各パーツ間の距離、他のレンズ系など
設計手法 IFTA(平面波、TEA近似)/厳密設計アルゴリズム(開発中)
成形手法 電子ビーム描画(150nm~)/ レーザー描画(1.2um~)
素子サイズ 2x2mm~
素子素材 PET/PMMA/PC/合成石英 その他要相談

光学評価

光学評価<
プロジェクトによっては、素子開発の結果に対し光学評価を担当させて頂く事があります。

  1. 設計及び成形を承った場合、光学機能を保証するために、光学評価を承る場合がございます。
    この際、プロジェクトにご使用される光源やホルダーなどを一式お借り受けする事となります。
  2. 成形のみ承った場合、成形精度の評価を承る場合がございます。
    共焦点顕微鏡やSEMなどの装置にて、構造深度などの測定結果を報告さしあげます。

量産準備/NRE

量産準備
試作から量産へとプロジェクトを遂行する際に、量産準備/NREが必要となります。
量産用の加工マスターを準備し、製造工程を決定すると言う作業となります。
試作は主にフォトレジストなどに加工されたマスターから納品用の転写素子を作る作業となります。マスターの有効エリアは、成形条件を可変して数か所同じプレート上に加工され、ベストな成形条件の決定を行います。
選択された一つの有効エリアを、量産用の加工マスターにウエハーサイズまたは、Roll
to Rollの輪転ドラム状で用意する必要があり、この工程を量産準備/NREと呼びます。

量産

量産
WAVEOPTOは、数社と量産提携をしております。
量産手法は、硝子ウエハー上にUVナノインプリントしダイシング、または輪転機とUV硬化樹脂を用いたRoll to Roll UVナノインプリントのいずれかです。
前者は物性上耐久性に長け、後者は高スループットと転写性能を両立しております。UVナノインプリントを選択する理由は、転写精度が現存する手法で最も高いからです。マスターの最小構造サイズが1umを下回ると射出成型で転写精度を保持するのは厳しくなります。納品フォーマットも様々ご用意可能です。

光源 LD/VCSEL/LED
サイズ 2x2mm ~ 480x480mm
量産キャパ 300万ケ/年
サブストレート PET/PMMA/PC
最小構造サイズ 500nm
構造アスペクト比 ~1.3
位相レベル バイナリー ~ マルチレベル